屋根の塗装

悪質な屋根修理業者の手口と対処法

屋根修理は住宅メンテナンスの中でも重要な部分です。

特に台風や豪雨の後は、屋根の損傷が気になる方も多いでしょう。

しかし、このような不安を悪用する悪質な屋根修理業者が存在します。

彼らの手口に引っかかると、高額な料金を請求されたり、適切な修理が行われなかったりするリスクがあり、埼玉県警も悪質な屋根修理業者への注意を呼び掛けています。

今回は、悪質な屋根修理業者の特徴や手口、そして被害に遭わないための具体的な対策について解説します。

悪質な屋根修理業者の特徴と手口

悪質な業者は、以下のような特徴や手口を用いて、消費者をだまして利益を得ようとします。

突然の訪問や電話で勧誘

特に被害が多いのは、台風や大雨の後に「近所で点検しています」「屋根が損傷しているようです」と突然訪問してくるケースです。

一見親切に見えるため信用してしまいがちですが、このような訪問勧誘には注意が必要です。

無料点検を口実にした不安の煽り

「無料点検をします」と申し出て、屋根に登った後に「このままだと大変なことになります」と不安を煽る手口があります。

素人には屋根の状態を確認するのが難しいため、業者の言葉をそのまま信じてしまう人も多いです。

高額な料金や追加費用の請求

修理を依頼すると、最初は安い見積もりを提示し、作業後に「想定外の損傷が見つかりました」と高額な追加料金を請求する手口もあります。

必要のない工事の提案

本来修理が不要な部分まで「危険だ」「このままだと雨漏りする」といった理由で修理を勧め、必要のない工事を行うケースがあります。

契約内容の不透明さ

契約書を提示せずに口頭だけで説明したり、詳細な内容を記載しないまま契約を迫る場合は要注意です。

これにより、後で不当な請求をされる可能性があります。

悪質な屋根修理業者の被害に遭わないための具体的な対策

悪質業者から身を守るためには、以下のポイントを押さえることが重要です。

・突然の訪問には応じない
屋根の点検や修理を勧める突然の訪問や電話には、基本的に応じないようにしましょう。信頼できる業者に依頼することが基本です。

・見積もりを複数取る
1社だけでなく、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。価格や工事内容を比較することで、適正な判断ができます。

・信頼できる業者を選ぶ
地元で評判の良い業者や、実績が豊富で口コミ評価が高い業者を選びましょう。自治体や専門団体に登録されている業者であるかも確認してください。

・契約内容をしっかり確認する
契約前には、見積書や契約書をしっかり確認し、不明点があれば質問しましょう。工事内容や料金、工期について明記されていることを確認してください。

・屋根の状態を自分でも確認する
自分で屋根に登るのは危険ですが、地上から双眼鏡などで状態を確認したり、信頼できる第三者に状況を見てもらうことが重要です。写真を撮ってもらい、損傷箇所を具体的に説明してもらうと良いでしょう。

・突然の工事開始を許さない
「今すぐ工事をしないと危険」と迫られても、即決で工事を依頼しないことが大切です。冷静に他の業者の意見を聞く時間を確保しましょう。

悪質な屋根修理業者に引っかかった場合の対処法

万が一、悪質業者に引っかかってしまった場合でも、以下の対処法で被害を最小限に抑えることができます。

・クーリングオフの活用
訪問販売などで契約した場合、8日以内であればクーリングオフが可能です。契約書に記載されている内容を確認し、適切な手続きを行いましょう。

・消費生活センターへの相談
各地の消費生活センターでは、悪質な業者とのトラブルについての相談を受け付けています。早めに相談することで適切なアドバイスを受けられます。

・専門家への相談
弁護士や住宅専門のアドバイザーに相談することで、法律的な観点から解決策を見つけることができます。

・警察への通報
詐欺の可能性がある場合は、警察に相談することも検討してください。

悪質ではない良心的な屋根修理業者の選び方

悪質業者を避けるだけでなく、良心的な業者を選ぶポイントも押さえておきましょう。

・地元での評判を確認:口コミサイトや地域の知人に業者の評判を尋ねる。
・資格や認証を確認:建設業の許可や公的な団体への加盟状況を確認。
・透明な料金体系:料金の説明が明確で、追加費用が発生しないか確認。
・アフターサービスがあるか:工事後の保証やメンテナンスについて説明がある業者を選ぶ。

悪質な屋根修理業者の手口と対処法 まとめ

屋根修理は大切なメンテナンスですが、悪質な業者による被害が後を絶ちません。

突然の訪問や高額な請求に対しては冷静に対処し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

また、契約前には見積もりの確認や契約書の内容精査を怠らないようにしましょう。

困った時には、消費生活センターや専門家に相談し、被害を最小限に抑える努力をしてください。

適切な対策を講じて、大切な住まいを守りましょう。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。