外壁改修工事

改修工事前に把握!アスベストの危険性!健康被害発生あり!

こんにちは、ヤブ原産業株式会社です。

今回は【アスベストの危険性!】改修工事や解体工事前に確認すべきアスベストの危険性などの様々なポイントについてお話していきます。

・古い実家の大規模改修工事をしようと思っているけれど、猛毒と言われているアスベスト(石綿)という成分が含まれているかもしれないと聞いて、怖い!

・使っていない実家を解体撤去したいが、アスベストが使われているのかが不安なので危険性などを知りたい!

という方に向けて、悩みを解決できる記事になっています。

なぜなら【弊社ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロだから】です。
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記事の前半では「アスベストとはどのような物なのか?」について解説しつつ、記事の後半では「なぜアスベストが使われていた建物があるのか、発症する病気」などについて具体的に解説します。

改修工事をする場合は、改修工事の内容にばかり目が言ってしまいます。しかし、改修工事をす建物の建築日によっては、使っている建材にアスベストが含まれている可能性が充分に考えられます。アスベストというのは、想像をはるかに超えた恐ろしい素材です。私たち人間の肺をむしばんでしまい、肺ガンなどの恐ろしい病気にしてしまう場合があります。

改修工事や解体工事の際に、建物に含まれているアスベストが飛散する場合があります。飛散したアスベストが体内に入ってしまうと、肺の重病を受けてしまうことを覚悟しないといけません。

この記事を読み終えることで、アスベストの危険性や健康被害について把握することができます。アスベストに絡んだ工事を行った経験がある方は適切な検査を定期的に受け、解体工事や改修工事を行う際には、アスベストへの恐ろしさを把握した上で工事を進めることができるようにうになります。アスベストの危険性と健康被害!についてしっかりと把握することができますよ。

アスベストの危険性や健康被害が気になる方は、ぜひ、最後までご覧くださいね。

 

アスベストとはどのような物なのか?

アスベストが危険という言葉を聞いたことがあっても、アスベストはどのようなものなのか、きちんと理解されていない方も多くいます。そこで、アスベストというのはどのようなものなのか、ご紹介します。

 

アスベストというのは、別名「石綿」といいます。天然に産した繊維状のケイ酸塩鉱物であり「石綿」と書いて「いしわた」や「せきめん」と呼んだりします。発ガン性がある成分が含まれているので、様々な恐ろしい病気へとつなげてしまいます。

 

アスベストの繊維というのは非常に細かいので、工事の際に研磨機や切断機にてアスベストを扱うことにより、細い繊維が飛散してしまいます。飛散したアスベストは非常に細かいので、作業をしている人や周りの人の体内に、口や鼻などより入り込んでしまう場合があります。一般的に吸引をして肺に到達すると、異物として淡に交じって体外に退出されます。しかし、アスベストの場合は細かい繊維で丈夫であるため、肺の組織の中に長い間居座る状態になります。その状態により、肺に余計な負担をかけてしまい、様々な病気を引き起こしてしまいます。

 

アスベストは、恐ろしい成分です。

 

しかし、アスベストがそこに建材としてあるだけでは、問題は発生しません。工事で切断したり解体で粉砕されると、アスベストが飛び散るので吸い込むことが問題となります。

 

現在は、労働安全衛生法などの様々な法律により、予防や飛散防止などが図られています。

 

なぜアスベストが使われていた建物があるの?

アスベストはそのような極めて危険な材料なのに、なぜ建設工事に使われていたのでしょうか。

 

アスベストというのは、以前は保温や断熱の目的として優れた材料として使われていました。ビルなどの大型建物だけではなく、住宅の建材の中にも含まれていました。それらの建材は、昭和50年に原則的に使用禁止となりました。

 

昭和50年以降も、少ないアスベスト量であれば危険性が無いとの理由により、一定の量以下のアスベストが含んでいる材料なら使用して問題はない、ということで使われていました。

 

しかし、現在は原則的にアスベスト入りの建材を製造することが禁止となっています。製造禁止にも関わらず、まだ在庫が残っている関係上、安く購入して使っている業者というのは存在します。

 

アスベストが体内に入るとすぐに病気になるのか?

アスベストが体内に入ってしまうと、アスベストが原因の病気が発生する場合があります。しかし、アスベストを吸引して病気になるということは、まずありえません。

 

何年もしくは何十年の間に体内に潜伏して、ある日、突然病気として現れます。十寸年経ってから急に発症する方が、多くいます。

 

アスベストの吸引により引き起こされる初期症状は、少ないです。

アスベストの健康被害について、以下にご紹介します。

 

アスベストを吸引したことで発生する初期症状

アスベストを吸引してしまった際に出てしまう初期症状は、以下が挙げられます。

 

  • 息切れが出るようになった
  • 咳が出るようになった
  • 淡が出るようになった
  • 変わった色の淡が出るようになった
  • 血が混ざった淡が出るようになった
  • 顔色が良くないと周りに言われるようになった
  • 爪の色が紫のような色になってきた
  • 動悸が出るようになり、どんどんひどくなった
  • 風邪をひくと治りが遅くなった
  • 微熱ばかり発生する
  • 夜寝る際に横になると息苦しくなる
  • 食欲がない
  • どんどん痩せていく
  • 急激に痩せた
  • 眠い状態ばかりが続く

 

これらの症状は、アスベストを吸引していなくても発生する症状です。これらの症状が複数出るようでしたら、医療機関を受診しアスベストに仕事で関わった旨を話しましょう。

 

アスベストはどれだけ吸引したら病気になるの?

アスベストという素材が、物凄く恐ろしいものということがわかったと思います。そこで気になるのは「どの程度吸引すると病気が発症してしまうのか」ではないでしょうか。

 

アスベストを吸引したことにより病気になる場合というのは、高濃度のアスベストを10年以上吸引すると発症するパターンが大半です。

 

数年のアスベスト吸引で発症することは、珍しいことと言われています。しかし、短期間で低濃度のアスベスト吸引で全くの危険はないのかといえば、そうとは限りません。

 

10年以上など長い間に高濃度のアスベストを吸引してしまうと、病気が発症しやすいとは言われています。しかし、短期間や低濃度の吸入に対する危険性が無いと言えるか否かというのは、不明と言われています。

 

アスベストを何年間、どれだけ吸引することで病気が発症するのかというのは、完璧な答えは明らかにはなっていません。

 

アスベストを吸引したことが原因で発症する病気

アスベストを吸引してしまったことにより発症する病気は、様々あります。どのような病気があるのか、以下にご紹介します。

 

石綿肺

「石綿肺」というのは、「じん肺」の一種です。アスベストを吸引したことが原因で発症した「じん肺」の場合「石綿肺」と呼んでいます。大量のアスベストを吸引したことにより、発症してしまう病気です。

 

物凄く細い針のような線維化形状のアスベストにより、組織が傷つけられてしまいます。その後、長期間にわたって慧沼が続いてしまい、肺が繊維化してしまいます。

 

「石綿肺」は、アスベストにさらされていない期間も、進行し続ける怖い病気です。

 

潜伏期間は、15~20年程度と言われています。

 

肺ガン

いわゆるガンの一種である「肺ガン」も、アスベスト吸引により発症してしまう病気です。肺に到達しやすいアスベストは、到達した際の刺激により遺伝子異常が発生し、細胞がガン化してしまいます。

 

肺ガンは喫煙の多さにより発症する場合もありますが、アスベスト吸引が原因で発症刷る病気の中では、1番多いのが肺ガンです。

 

潜伏期間は15~40年ほどと言われており、長く症状が発生しなくても、歳を取ってから急に発症する場合がある病気です。肺ガンになる場合は、アスベストの吸引量が多いケースが発症しやすい傾向があります。

 

肺ガンは喫煙でも発症する場合があるので、アスベストを吸引してしまったら、予防のために禁煙をすることをおすすめします。

 

中皮腫

中皮腫というのは、臓器を包んでいる胸膜や心膜、腹膜などの中皮細胞から発生してしまう病気です。アスベストを吸引した年齢が若ければ若いほど、中皮腫は発症率が高いです。

 

アスベストの吸引量が低濃度の場合であっても、発症リスクが高いのが特徴です。アスベスト吸引により発症する病気というのは、作業をしていた当人がなるのが一般的です。しかし、中皮腫の場合は作業に従事した人だけではなく、家族や工事個所の近隣に住んでいる方にも発症例があります。

 

平均の潜伏期間は20~50年であり、中皮腫も忘れたころにやって来る怖い病気です。

 

びまん性胸膜肥厚

びまん性胸膜肥厚とは、肺の表面を覆っている胸膜が慢性的に繊維化となってしまい、肥厚してしまう病気です。

 

アスベストの吸引で発症することもありますが、それ以内の原因により発症する場合もあります。

 

潜伏期間はばく露の量により大きな差が発生し、平均で30~40年程度が一般的です。

 

良性石綿胸水

良性石綿胸水とは、アスベストを吸引したことが原因で胸膜に炎症が発生してしまい、胸水が溜まってしまう病気です。

 

アスベスト吸引により発症する他の病気と比較すると、重症化しにくく自然に消滅する場合も多くある病気です。

 

潜伏期間は短く、数年から数十年程度で発症する場合が大半です。

 

自分にはアスベストの危険性があるのか心配な方が目を向けるポイント!

自分がアスベストの危険性があるのか心配な方は、以下のポイントに目を受けてみましょう。

 

病院で検査を受ける

アスベストは危険な成分なので、アスベスト検査というものがあります。アスベスト検査の検査方法は、以下の3種類があります。

 

  • 胸部X線
  • 胸部CT
  • 腹部CT

 

以上のような検査が大半であり、どれも痛くなく黙っていたら終わる検査です。しかし、以上の検査を行って何か病気が発見された場合でも、その病気の原因がアスベストなのかというのは、わかりません。

 

医療機関の中には、アスベストの専門の検査といえる「石綿健康診断」という検査を実施しているところもあります。アスベスト吸引のことが気になる場合は、医療機関にアスベスト専門の検査を行っているのか否かを、問い合わせてみると良いでしょう。

 

企業は、アスベスト業務に従事させていた、させている職員に対して、半年に1回「石綿健康診断」を実施させないといけない義務があります。

 

離職している場合は「石綿健康管理手帳を」を交付してもらう

既に離職している場合は「石綿健康管理手帳」を交付申請してもらいましょう。それにより、半年に1回無料にて健康診断を受けることができます。

 

「石綿健康管理手帳」というのは、アスベストに仕事で関わった人であれば誰でももらえる手帳ではありません。一定の要件を満たさないともらえないので、注意しましょう。離職時の場合は、事業場の所在地管轄の都道府県朗読局に申請します。離職後の場合は、申請者の住所の都道府県労働局に申請します。

 

相談窓口に相談をしてみる

アスベストの影響による健康被害が心配な方は、保健所や核都道府県産業保健総合支援センター、労災病院などに相談をすると良いでしょう。

 

これらの機関はアスベスト吸引事故に詳しいので、分かりにくいことも親切に教えてくれます。

 

まとめ:アスベストは想像を超えた危険性あり!受ける健康被害を理解しよう

 

アスベストは想像を超えた危険性を持っている素材であり、これまで多くの方々が苦しまれています。建築建材なんかで健康被害を受けるはずがないと思う方もいるようですが、そんなことはありません。アスベストは、私たち人間の体を簡単にむしばむことができる、恐ろしい素材です。アスベストに関わった工事をしたことがある方は、1度検査を受けることをおすすめします。早い段階の検査により、重篤な状態にならずに済みます。

 

ポイントは、3つです。

・アスベストは確実に渡したし人間をむしばむ!

・私たちが使っている建物のほとんどにアスベストは含まれている!

・少しでも変な症状を感じたら、相談センターに相談するか病院に相談しよう!

 

ヤブ原産業株式会社は、建築仕上材・改修材メーカーとして50年超の実績があり、建物を長持ちさせる改修工事のプロです。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。