台風対策

床下浸水の対策法とは?発生してしまったときの対処法は?

7月31日、朝霞市本町で1時間に107ミリの大雨を観測したほか、川口市本町で101ミリ、和光市付近でも約100ミリの猛烈な雨が降りました。

今後も記録的短時間大雨情報が発表されるレベルの大雨が降る可能性が十分にあり得ます。

そこで今回は、床下浸水の対策、床下浸水が起きてしまったときの対処法について解説していきたいと思います。

記録的短時間大雨情報とは

記録的短時間大雨情報とは、短時間(通常1時間以内)に非常に激しい雨が降り、災害が発生する恐れがある場合に気象庁が発表する情報です。
この情報は、特に局地的に集中して降った大雨に対して注意を呼びかけるもので、突発的な洪水や土砂災害への警戒を促すために発表されます。

 

床下浸水への対策

床下浸水とは?

床下浸水とは、家屋の床下部分に水が入り込む状況を指します。

水が床上には達せず、基礎部分や床下空間に水が溜まる状態です。

【主な特徴】
影響範囲: 建物の基礎や床下構造に限られる
原因: 大雨、排水不良、地盤の問題などが原因となる
影響: カビの発生や構造材の腐食が進みやすく、放置すると建物の耐久性が低下する恐れがある
対処: 水の排出や床下の乾燥が必要で、浸水後はできるだけ早く対応することが重要

床下浸水が発生した場合は、早急に水を排出し、乾燥させることが重要です。

放置すると、建物の寿命が縮まるだけでなく、後々の修繕費用が増大する可能性もあります。

浸水後は床下の状態を確認し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。

床下浸水の対策

大雨による床下浸水を防ぐためには、事前にいくつかの対策を講じておくことで、被害を最小限に抑えることができます。

1. 家の周りの排水対策
排水溝や側溝の掃除: 雨水がスムーズに流れるよう、排水溝や側溝にゴミや落ち葉が詰まっていないか確認し、掃除しておきます。
砂袋の設置: 水の侵入を防ぐために、家の周りや玄関前に砂袋を配置します。特に雨水が溜まりやすい場所には効果的です。

2. 住宅の点検と整備
窓やドアの防水対策: 窓やドアの隙間から水が入らないように、シーリング材を使って隙間を埋めると効果的です。
基礎部分の防水: 家の基礎部分に防水塗装を施し、浸水を防ぐことができます。

3. 家財の保護
電化製品や家具の高さを上げる: 床上浸水のリスクを考慮し、重要な家具や電化製品を床から離しておくことで被害を軽減できます。
防水シートの利用: 床下収納や低い位置に置いてあるものに防水シートを被せることで、浸水によるダメージを減らします。

4. 外部との情報連携
最新の気象情報の確認: 気象庁や自治体が提供する大雨警報や避難情報を定期的にチェックし、早めに行動できるように備えておきます。
避難経路の確認: 万が一の浸水に備えて、安全な避難経路を家族で確認し、共有しておくと安心です。

5. 保険の確認
水害に対応した保険加入: 水害に備えて、火災保険に水害オプションを追加しておくことも考えられます。

これらの対策を事前に講じておくことで、床下浸水のリスクを軽減し、被害を最小限に抑えることができます。

床下浸水の対処法

床下浸水が発生してしまった場合、被害を最小限に抑え、迅速に復旧するために以下の対処法を取ることが重要です。

1. 安全確認と初期対応
電源の切断: 浸水した場合、感電のリスクがあるため、家のブレーカーを切って電源を遮断します。
ガスの確認: ガス漏れの可能性があるため、ガスの元栓を閉め、匂いや音がしたら速やかにガス会社に連絡します。
避難: 浸水が進行している場合や、家の構造が危険な場合は、速やかに避難します。

2. 水の排出
自然排水の利用: 水位が引いている場合は、家の外の排水溝やポンプを利用して、自然に水を流し出すようにします。
バケツやポンプの使用: 自然排水が難しい場合は、バケツやポンプで水を手動で排出します。この作業は安全を確認しつつ行い、感電などのリスクに注意します。

3. 清掃と乾燥
泥やゴミの除去: 床下に溜まった泥やゴミを取り除き、掃除を行います。これにより、後のカビ発生や悪臭を防ぐことができます。
換気と乾燥: 床下や室内をよく換気し、乾燥させます。可能であれば、扇風機や乾燥機を使って速やかに乾燥させます。

4. 家財の処理
浸水した家具や家電の処理: 浸水した家具や電化製品は、できるだけ早く乾かし、使用前に電気機器は専門業者に点検してもらいます。
消毒: 床下や壁に消毒液を使用して、衛生状態を確保します。特に、汚水が混じっていた場合は、十分な消毒が必要です。

5. 保険の申請と専門家への相談
被害の記録: 被害状況を写真や動画で記録し、保険会社への申請や、復旧の際の資料として利用します。
保険会社への連絡: 水害対応の保険に加入している場合は、早めに保険会社に連絡し、手続きの指示を受けます。
専門業者への依頼: ひどい浸水やダメージがある場合は、専門の復旧業者に依頼し、適切な処理をしてもらうことが望ましいです。

これらの対処を迅速に行うことで、浸水による被害の拡大を防ぎ、早期の復旧が可能になります。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。