外壁の塗装

外壁塗装の種類についてわかりやすく解説します!

外壁塗装は、建物の外観を美しく保つだけでなく、風雨や紫外線から建物を保護する重要な役割を果たします。
そのため、使用する塗料の種類や目的に応じて、選び方が非常に重要です。
ここでは、外壁塗装の主な種類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットについて詳しく説明します。

外壁塗装の種類①アクリル塗料

アクリル塗料の特徴

アクリル塗料は、外壁塗装の中でも最も歴史が古く、使用されてきた期間が長い塗料です。
アクリル樹脂を主成分とするこの塗料は、価格が非常に安く、多くの住宅や建物で採用されてきました。
色のバリエーションも豊富で、施工もしやすいという特徴があります。

アクリル塗料のメリット

・価格が安い
他の塗料と比較して、コストが低いため、予算を抑えたい場合には適した選択肢です。
・施工しやすい
塗装作業が比較的簡単で、施工業者も扱いやすい塗料です。
・色のバリエーションが豊富
カラーバリエーションが豊富で、外観のデザインに合わせた色選びがしやすいです。

アクリル塗料のデメリット

・耐久性が低い
アクリル塗料は、他の塗料に比べて耐用年数が短いです。おおよそ5年から7年で再塗装が必要になることが多いです。
・紫外線に弱い
紫外線の影響を受けやすく、色褪せや劣化が早いのが欠点です。

アクリル塗料はこんな人におすすめ

予算を重視し、短期間でのメンテナンスが可能な方にはアクリル塗料が適しています。
また、コストを抑えながら外観を頻繁に変えたい人にも向いています。

外壁塗装の種類②ウレタン塗料

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも高い耐久性を持ち、一般的に10年ほどの耐用年数が期待できる塗料です。
柔軟性があり、外壁の細かなひび割れにも対応できる点が特徴です。
また、適度な価格でありながら耐久性があるため、アクリル塗料とシリコン塗料の中間的な位置にある塗料として選ばれることが多いです。

ウレタン塗料のメリット

・柔軟性が高い
ひび割れに追従する柔軟性があり、塗膜の耐久性が増すため、ひび割れが多い外壁にも対応可能です。
・光沢が美しい
ウレタン塗料は光沢があり、美しい仕上がりを実現できます。

ウレタン塗料のデメリット

・耐用年数が短め
耐久性はシリコン塗料やフッ素塗料に比べて劣るため、再塗装の周期が早くなります。一般的には8年から10年程度です。
・汚れやすい
表面に汚れが付きやすく、定期的な清掃が必要になります。

ウレタン塗料はこんな人におすすめ

ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも少し耐久性を求める人や、光沢のある仕上がりを好む人に向いています。
また、柔軟性があるため、ひび割れが起こりやすい外壁にも適しています。

外壁塗装の種類③シリコン塗料

シリコン塗料の特徴

シリコン塗料は、現在最も人気のある外壁塗料の一つです。
耐久性が高く、価格と性能のバランスが良いため、多くの住宅で採用されています。
耐用年数は10年から15年とされ、メンテナンス周期が比較的長くなるため、コストパフォーマンスにも優れています。

シリコン塗料のメリット

・高い耐久性
シリコン塗料は、紫外線や雨風に対する耐性が高く、長期間にわたって外壁を保護することができます。
・コストパフォーマンスが良い
耐久性に対して価格が手頃で、最も広く使われている塗料です。
・汚れにくい
シリコンの特性上、汚れがつきにくく、長期間きれいな状態を保つことができます。

シリコン塗料のデメリット

・初期費用が高い
アクリル塗料やウレタン塗料と比べて、初期の費用が高めです。
・劣化時のひび割れに弱い
ウレタン塗料に比べて柔軟性が低いため、ひび割れが進んでしまうと補修が難しい場合があります。

シリコン塗料はこんな人におすすめ

長期的な耐久性を重視し、メンテナンスの手間を少なくしたい人に最適です。
一般住宅の外壁塗装に最もよく使われており、多くの家庭で採用されています。

外壁塗装の種類④フッ素塗料

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料は、シリコン塗料よりもさらに耐久性が高い高級塗料です。
耐用年数は15年から20年と長く、特に高層ビルや商業施設など、長期間にわたってメンテナンスが難しい場所で使われることが多いです。
また、汚れや紫外線に強い特徴があります。

フッ素塗料のメリット

・非常に高い耐久性
フッ素塗料は、紫外線や雨風に対する耐性が非常に高く、耐用年数が他の塗料と比べて長いです。
・メンテナンスが少ない
長期的に塗り替えが不要で、メンテナンスの頻度を大幅に減らせます。
・汚れに強い
汚れにくく、美観を長期間保つことができるため、見た目の良さも維持できます。

フッ素塗料のデメリット

・価格が高い
他の塗料に比べて初期コストが高いため、費用面での負担が大きくなります。
・柔軟性が低い
フッ素塗料は非常に硬い塗膜を形成するため、ひび割れなどには追従しにくいです。

フッ素塗料はこんな人におすすめ

長期間メンテナンスをしたくない人や、塗装後の耐久性を重視する人にはフッ素塗料が最適です。
また、商業施設や高層ビルなど、外壁の劣化が建物全体の美観に大きな影響を与えるような場所での使用が推奨されます。

外壁塗装の種類⑤無機塗料

無機塗料の特徴

無機塗料は、無機物(ケイ酸塩など)を主成分とした塗料で、非常に高い耐久性を誇ります。
耐用年数は20年から25年とされ、フッ素塗料よりもさらに長寿命です。
また、無機物のため火に強く、不燃性を持つことも特徴です。

無機塗料のメリット

・最も高い耐久性
無機塗料は、すべての塗料の中で最も長い耐久性を誇ります。20年以上の耐用年数が期待できるため、一度塗れば長期間塗り替えの必要がありません。
・不燃性がある
無機物を主成分とするため、火災などにも強い性質を持ち、建物の安全性を高める効果もあります。
・美しい仕上がり
無機塗料は仕上がりが美しく、長期間その美しさを保つことができます。

無機塗料のデメリット

・非常に高価
無機塗料は他の塗料と比べても非常に高額であり、一般住宅での採用は少ないです。
・施工が難しい
無機塗料は特殊な施工技術が必要で、塗装業者の熟練度が要求されます。また、柔軟性が低く、ひび割れには弱い点もデメリットです。

無機塗料はこんな人におすすめ

特に耐久性や安全性を最重視する場合や、長期的なメンテナンス費用を抑えたい高層建物や商業施設に最適です。
コストを気にせず、最高品質の塗料を求める方にはおすすめです。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。