外構工事

ブロック塀の撤去費用相場はどれくらい?自分でできる?

ブロック塀は、住宅の敷地を囲んだり、目隠しの役割を果たす構造物として多くの場所で使用されています。

しかし、経年劣化や地震などの影響により、ブロック塀は安全面で問題を引き起こす可能性があります。

今回は、ブロック塀の撤去費用と、自分で撤去する場合の道具や注意点について詳しく解説します。

ブロック塀の撤去費用相場

ブロック塀の撤去費用は、地域や業者、撤去するブロックの面積や高さ、塀の状態によって大きく異なりますが、一般的な相場としては以下の通りです。

ブロック1㎡あたりの撤去費用
ブロック塀の撤去費用は、1㎡あたり約5,000〜10,000円が一般的です。この価格には、ブロック塀の解体、廃材の処分、そして必要に応じて地中に埋まっている基礎部分の撤去も含まれることが多いです。

塀の高さと長さによる費用変動
ブロック塀の高さが高ければ高いほど撤去の作業が困難となり、また長さが増えれば総費用も上昇します。たとえば、塀の高さが1.5mで長さが10mの場合、総面積は15㎡になります。この場合、撤去費用の相場はおおよそ75,000〜150,000円となるでしょう。

基礎部分の撤去費用
ブロック塀の基礎部分(地中に埋まっているコンクリート部分)は、撤去に手間がかかるため、追加の費用が発生することがあります。基礎部分の撤去が必要な場合、1mあたり約5,000〜10,000円の追加料金がかかることが多いです。

その他の要因
塀の状態や作業場所へのアクセス状況によっても、費用は変動します。たとえば、狭い場所で重機が使えない場合や、ブロック塀が隣家に隣接していて解体が慎重に行われる必要がある場合、作業時間が増えるため、費用が高くなる可能性があります。

自分でブロック塀を撤去することはできる?

ブロック塀の撤去は専門業者に依頼するのが一般的ですが、小規模であれば自分で行うことも可能です。

しかし、作業には重労働や危険が伴うため、十分な準備と注意が必要です。

必要な道具

自分でブロック塀を撤去する場合、以下の道具が必要です。

ハンマーとチゼル
ブロックを割るための基本的な工具です。チゼルで隙間に力を加えながら、ハンマーで叩いてブロックを徐々に崩します。

スレッジハンマー
大きな力をかけてブロックを砕くための大きなハンマーです。広い面積を効率的に破壊できます。

バール
崩したブロックをこじ開けたり、持ち上げたりするための道具です。

作業用手袋・保護メガネ・ヘルメット
安全を確保するための防護具。特に飛散する破片や粉塵から身を守るために必須です。

ゴミ袋や一輪車
撤去したブロックを運び出すために必要です。

撤去作業の流れ

ブロック塀の撤去作業は、以下の手順で進めます。

安全確認
作業する場所が周囲の建物や人に影響を与えないことを確認します。また、撤去するブロックが倒れた際に安全な逃げ場を確保しておくことが重要です。

上部から作業を開始
ブロック塀は上から下に向かって解体します。重力を利用しながら、ブロックを一つずつ取り除いていきます。

ブロックを割る
スレッジハンマーやチゼルを使ってブロックを小さく割り、取り外していきます。

基礎部分の撤去
地中に埋まっている基礎部分も撤去が必要です。基礎部分はコンクリートカッターやハンマーを使って慎重に取り壊します。

廃材の処分
解体したブロックやコンクリートの廃材は、産業廃棄物として適切に処分しなければなりません。地方自治体や廃棄物処理業者に依頼するのが一般的です。

注意点

安全管理
作業中にブロックが不意に倒れる危険性があります。特に高い場所での作業では、足元の安定性に十分注意し、安全な作業環境を整えましょう。

廃棄物処理のルール
ブロック塀の廃材は、通常のゴミとしては処分できません。産業廃棄物として専門業者に引き取ってもらう必要があります。処分費用も考慮しておくべきです。

許可が必要な場合
ブロック塀の撤去が大規模な場合や、隣接する土地との境界に関わる場合、地方自治体に事前に確認し、許可が必要かどうかを確認することが重要です。

ブロック塀の撤去を専門業者に依頼するメリット

ブロック塀の撤去を自分で行うことも可能ですが、専門業者に依頼することで作業が安全かつ迅速に行われ、廃材処理もスムーズに進みます。

事故やトラブルを防ぐためにも、特に大規模な撤去作業や難易度の高い場所では、専門家に任せるのが最善です。

ブロック塀の撤去費用相場はどれくらい?自分でできる? まとめ

ブロック塀の撤去費用は、面積や高さ、状態によって変わりますが、1㎡あたり5,000〜10,000円程度が相場です。

地震による倒壊や老朽化による崩壊の危険がある場合は、第三者への被害や法的問題が発生する可能性があります。

自分で撤去することも可能ですが、安全面や効率を考慮すると、専門業者に依頼することをおすすめします。

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この記事を書いた人

ヤブ原産業 工事営業部 

ヤブ原産業株式会社 工事営業部 一級施工管理技士 本社のある川口市を中心に、関東のアパート、マンション、一戸建てオーナー様の為に改修・修繕・補修工事に汗を流しています。